（②の続き）

　8/14日、すでに最終日と決まったこの日の朝は晴れ、最高の一日になりそう。

　日の出を拝む。天候が良いため十勝岳の先、美瑛岳まで行くことが確定。荷物をまとめ、二日間お世話になった上ホロ小屋を去る。ありがとう、来年もたくさんお世話になりそうな予感。

十勝岳登頂。いい感じの雲海でした。右端奥には大雪山系も見える。

　十勝岳を降りると「月の砂漠」という場所。「中二くせぇ」とかいってるやつもいたが、文字通り何もないところ。植生は皆無。

こんな感じ。「アポロ」を歌いたくなる景色。しかしみんなで歌ったのはマリーゴールド。好きすぎかよ。

　めったにみれない景色にテンションがあがるみんな。楽しそう。右奥に見えるのが十勝岳。こちらからみたのは初めて。違う顔をしてる。

　月の砂漠を越えてからは尾根伝いの楽な道。ひたすら雲海をのぞみ、美瑛岳をめざす。

　二時間ほどして、美瑛岳登頂。最高の景色。デリーはリコーダーを取り出す。

吹いた曲は、、、、、

「カントリーロード」

エモすぎる。

しかも上手くなってる。練習の甲斐があったね。

　山頂でしばらくだらだらした後は、エスケープして白銀荘に下りる。しかしこのルート、予想以上につらかった。斜面が急すぎる。もう使いたくない。

途中でこんな所もある。緊張しながら梯子を下りる。

すごい景色。間に深い溝がある。雪渓も残ってた。

　この後は比較的歩きやすくなったが、ゴールの白銀荘まではもうしばらくある。１０時間ほどの行程に一同にはさすがに疲れが見える。そんな中筋肉は歌い続ける。無言で虫と格闘するSL。ふと思う、「山〇家が食いてぇ！」

　望岳台を通り過ぎ、もうひと踏ん張りすると、ついに白銀荘に到着！！

ドライバーさんと大雪隊がお出迎え。素直にうれしい。そして記念撮影。

このポーズいつまで続けんだよ。

　そんなこんなで三日間の縦走も無事終了しました。最終日、晴れて本当によかった。達成感がすごい（おい）。トムラウシは来年に残しときます！ドライバーさん、連絡が遅れて心配をおかけした留守隊の方々、大雪隊には本当にお世話になりました。重ねて御礼申し上げます。

「何食べたい？」

十勝隊「山〇家！！！」

他「は？」

ってことで

うまかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　完

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文責　ソイ(2)